この世のすべての悩みは人間関係!
課題を分離して、自分の課題を明確にすれば、道は必ず開けるよ!
人それぞれいろいろな悩みがありますが、ほとんどの問題は、自分自身が問題解決を難しくしている場合がほとんどです。
そして、その悩みを解決しようと転職したり引きこもってしまっても、根本的な原因を解決しなければ、また同じように辛い思いを繰り返してしまいます。
問題をシンプルに細かく分け、一つ一つに取り組むことによって誰でも、辛い日常から抜け出し幸せになることが出来ます。
この記事は
「嫌われる勇気」
岸見一郎、古賀史健(著)
ダイアモンド社
を参考にしています。
自分の課題を明確にする

多くの人が陥りがちな、「対人関係」の悩み
まずは、自分の抱えている「対人関係の悩み」が、この世で最も難しく、解決が困難なものです。
人と人が生きる現代社会において、「対人関係」の悩みは必ず襲ってきます。
世界三大心理学の一つ、アドラー心理学では、すべての悩みは「対人関係」であると断言しています。
お金の問題、家族関係の問題、仕事の問題、これらはすべて、人と人が共存し合って生きているから問題が発生するのです。
仮にこの世に一人しかいないとしたら、お金という概念も言葉すら必要としないでしょう。
人と人が共存し合う上で必ず起こる人間関係のトラブル。
あなたも、仕事や家庭で、自分の思い通りに動いてくれない同僚や上司、パートナーにイライラしたり、時にはケンカしたりして、日々一生懸命生きている事でしょう。
このような問題を解決するのに非常にシンプルで有効な思考があります。
それが「課題の分離」です。

これが実践できれば、人間関係の悩みはウソのように解決していきます。
「課題の分離」とは、自分の課題と相手の課題を分離して考える事です。
つまり「わたしはわたし」「あなたはあなた」という事です。
わたしの課題については、他の誰のせいでもない、「自分の課題」として、自分の責任で解決する。そして、「他者の課題」については、決して介入せず、「私の課題」にも踏み込まれてはいけない。という事です。
つまり、一生懸命掃除をしたり、家事をして家族に尽くすかどうか決めるのは「自分の課題」それに対して、家族があなたに感謝するかどうかは、家族の、つまり「他者の課題」です。
自分の課題か他者の課題か、判断することは簡単です。最終的にその課題をクリアしなかった場合、その責任を負う人は誰か。ということで判断できます。
突き詰めて言えば勉強も、しなかった場合は最終的には子供自身が責任を取ることになるので、勉強は子供の課題であり、親が子供に勉強しなさいという事もまた、親が子供に対して課題の分離ができておらず、他者の課題に介入しているいう事なのです。
たまに、感謝しなさい、謝りなさい、というような事を他者に言う人がいますが、コレも他人の課題に介入する愚かな行為です。
他人の感情は操作できませんし、しようとしてはいけません。
出来ることは、自分が変わること。それのみです。
自分が「課題の分離」を行い、考え方を変えていけば、今まで苦しかったことがウソのようになります。
そして、自分が本来向き合わなければいけない本当の問題は「課題の分離」ができていない人には、絶対に気付けません。
まずは「課題の分離」を行い、真の自分の課題と向き合う事が大切です。
「あの人と比べて私はどうしてこんなにダメなのか」「あの人に比べたら私はまだ仕事ができるからまぁいいか」
というふうに他者との比較で自分を図るのではなく、「理想の自分」と「今の自分」を比べることで自分を図り、自分が成長の為に何をすればいいかを考えるべきなのです。
悩みはどこからきているの??目的論と原因論
少し難しい言葉が出てきました。でも大丈夫。ここはポイントだけ押さえておきましょう。
「課題を分離」すると言っても、具体的にどのようにして、自分と他人を分離すればいいのか。他人の思考や行動に、いちいち自分の感情を左右されないためにはどうすればいいか。とても難しい問題です。
そこでまず、自分の悩みや感情はどういう流れで起きているのかを、理解する必要があります。
例えば、ファミレスでウェイトレスにアツアツのコーヒーをズボンにこぼされ、あなたが「何してくれているんだ!!」と怒ったとします。
アツアツのコーヒーがズボンにかかった事で、とっさに「怒り」という感情が出たのでしょうか。
違います。
アツアツのコーヒーがズボンにかかって熱かった。このウェイトレスに一言言ってやらないと気が済まないと思って「怒り」という感情を「使った」のです。
つまり、ウェイトレスに「怒らされた」のではなく、「自分の判断で怒った」という事になります。
この時、コーヒーがかかって、「怒り」という感情が発生したと考えるのが「原因論」
ウェイトレスを反省させようと思って「怒り」という感情を使った、と考えるのが「目的論」です。
そして、アドラーはこの「原因論」を否定し、「目的論」を提唱しています。
「原因論」を否定するのは、過去に出来事によるトラウマや、他人の行動によって、自分の感情や行動、気質、性格などのライフスタイルを左右されるからです。
他人や過去の出来事に捉われ、その「原因」のせいで自分はこうなってしまった。と捉えていては、いつまでたっても成長できません。
まずは、先に自分の「目的」があって、その目的達成のために感情を使っている事を理解しましょう。
自分の課題を解決する為の5つの方法
アドラー心理学の根本的な考え方である、「課題の分離」と目的論を理解したら、とりあえず「自分の課題」に向き合う準備はOKです。
アドラー心理学についてもっと深く学びたい方はこちら
ここからは、アドラー心理学から少し離れて、「自分の課題」と向き合い、どう克服し成長に繋げていけばいいか、様々な角度から僕の経験を元に解説していきます。
読書をする
まずは必ず読書をしましょう。難しく考えず、自分が興味のある本を手に取り、インプットして、この世の中には多くの優れた情報があることを認識しましょう。
本は、その道のプロフェッショナルの方が、自分の経験をすべてつぎ込んだ、努力の結晶に触れることが出来る、素晴らしいものです。読書をすることで、確実に自分の世界は大きく変わります。
「本を100冊読んだら人生が変わる」と言われているぐらいです。
そして、本を読んだら必ず、得た知識をアウトプットしましょう。自分の生活に活かしてこそ、自分の血となり肉となります。
そうやって新しい知識や経験を自分の為に増やしていきます。又、「月に〇冊本を読む」といったような簡単な目標を設定し、読書に取り組むのも大切です。本を読んで、得た知識をアウトプットする。そして、さらに本を読んで自分の知識を深めたり広げたりしていく事で、自己成長は格段に速くなります。
アウトプットの方法について、具体的な実践の方法について
コチラをご覧ください。
習慣を作る
自分にとって良いことは必ず毎日の習慣に取り入れましょう。
読書の時間を作る、筋トレの時間を作る、瞑想を取り入れる等、良い習慣とされているものを、積極的に生活に取り入れ、習慣付けを行うことで、精神が驚くほど安定していいくのを感じることが出来ます。
毎日のルーティーンを作ることで、自分のリズムで物事を進めていく力が養え、問題解決能力が向上します。
物事を習慣付けることはとても大変で、終わりのない努力の様な血のにじむような思いをしなければいけないと思う方もいらっしゃいますが、「物事を頑張る力」と「物事を頑張り続ける力」は、似ているようで全く違います。
例えば、「よし!今日から毎日筋トレを3時間頑張ろう!」と全く筋トレをしたことがない人が頑張ろうとすると、ほとんどの場合、3日以上継続できずに失敗します。
筋トレというものは、まずどこの部位を鍛えたいのか計画を立て、自分に合った重りで回数をこなし、無理のない範囲で少しずつ負荷を上げてきます。そうやって少しづつ筋肉をつけていくものです。
筋トレだけでなく、何事にも頑張り続ける方法というものがあり、がむしゃらに取り組めばいいというものではありません。
物事を習慣付ける為のテクニックについてはこちらをご覧ください。
運動を取り入れる
心が健康になるためには、まず、体が健康なことが大前提です。
そのためには運動を日常生活に取り入れることが大切です。体に負担のかかりにくい、ウォーキングや、ジョギング、更には筋肉トレーニング等も最適でしょう。
特に運動の中でも、左右で同じ動きをするウォーキング等のリズム運動は、副交感神経が活発になり、自律神経が整うと言われています。
ウォーキングやジョギングは正しい方法で行えば、長く続けられますし、体の筋肉が発達することで、強靭な体を手に入れて、辛かった腰の痛みや肩の痛みがなくなり、肉体的にも精神的にも強くなることが出来ます。
さらに、運動を行う事で、何歳になっても「成長できる」感覚を覚えることができます。これはとても素晴らしい感覚で、実際に「自分には何もできない」「自分には何の力もない」と思っていても、運動を取り入れることで、昨日できなかったことが今日できるようになっていく経験をすることで「自分もまだまだ捨てたもんじゃない」「一歩一歩進めば、自分でも成長できるんだ」と思うことが出来るので大変おススメです。
運動を取り入れる、その中でもジョギングを習慣付ける方法については
疲れがなかなか取れない…その疲れを取りたい人必見!!生活にジョギングを取り入れるべき理由と方法を解説!!
をご覧ください!
嗜好品をやめる
タバコやお酒を「ストレス解消の為」と言って好んで摂取する方が大勢いらっしゃいます。そして、僕もそのうちの一人でした。
タバコやお酒に翻弄され、依存し、自分の身の回りに起こる不幸なことを何かのせいにしてタバコやお酒に逃げ、大切な自分の人生を棒に振るところでした。
僕がこのように、「タバコやお酒をやめた方が良いですよ」と言っても、ほとんどの方は、「コレはストレス解消のためだから、やめる方が体に悪いよ」というでしょう。
しかし、本当にそうでしょうか??
本当にタバコやお酒にはストレス解消のパワーがあるのでしょうか??
みなさんはもう本当は分かっているはずです。お酒やたばこには何のメリットもないことを。
ニコチンやアルコールに、そう思わされているだけだという事を。
この問題に向き合うには、少し大変な思いをしなければいけない方もいらっしゃるかもしれませんが、これらの依存性のあるものを継続的に摂取し続けると本当に取り返しの出来ないことになってしまいます。お酒なんかは本当に人生が壊されます。(TOKIOの山口君なんかもお酒に支配された典型的な例です)
ニコチンやアルコールの依存症を克服することには、メリットしかありません。そのための本もたくさん出版されているので参考にして、是非自分と向き合って、達成してください。
自分を大切に思ってくれる人を大切にする
この世界には多くの人が存在しています。その中でも、あなたの周りの人たちは少なからず縁があってあなたと繋がることになったのだと思います。
自分の周りに10人の人がいたら、その内「2人は自分の事を大切にしてくれる人」そして「1人は必ず自分の事を嫌いな人」がいると言います。後の7人はどちらでもない人です。
貴方は、自分の事を大切に思ってくれる2人だけを愛し、大切にすればいいのです。全員と仲良くなる必要はありません。
ここでまたアドラー心理学の話になりますが、「愛」というのはもっとも困難な人生のタスクであると言わています。
「愛」のなかでも、「恋人」としての愛、「夫婦」としての愛、「親子」としての愛など「愛」には様々な形があります。
この愛のタスクについては、本当に難しく、ゆっくりと解説していく必要があります。
しかし今、とりあえず言えることは、
最終的に自分が幸せになるためには絶対に自分を大切に思ってくれる他者が必要だという事です。
そして、その他者に貢献することがあなたの幸せに繋がるという事です。
言うは易しと言いますが、これはとても大切なことであり、実践していくにはもっと深くアドラー心理学を学ばないといけません。
アドラー心理学の続きを学びたい方はこちら
まとめ
この記事のまとめとしまして、
・この世の全ての悩みは「対人関係」であり、克服するためにはまず、課題の分離が必要であるという事。そして先に「目的」があって目標達成のために感情を「使っている」という事実
・自分の課題と向き合う為の5つの方法
①読書をしよう。そして得た知識をOUTPUTしよう
②習慣づけをしよう。頑張り続ける方法。
③嗜好品をやめよう。タバコお酒はメリットなし。
④自分を大切に思ってくれる人を大切にしよう。
いかがでしたでしょうか。このサイトでは、生きてく中でつらい気持ちや息苦しい気持ちを抱える方が、少しでも楽になって、更に、その苦しみを成長に繋げることが出来るような情報を発信していきます。
更に、成長した自分をSNSで発信して、収益化につなげることが出来るようなノウハウも発信しきます。
成長したくない人はこの世にはいません。そして、みんな「人間関係」と言うしがらみの中で戦っています。
少し立ち止まって周りを見渡せば、世界はとても広く、自分は小さな箱の中に閉じこもって、小さな世界の中で生きていただけだった。という事が分かります。
この世にはいろんな人がいますが、すべての人に合わせて、嫌われないように生きるなんて不可能です。ならば、自分のあるがままに自分の人生を生きて幸せになる方法を探すべきです。
この記事を見て少しでも前向きになれる方がいらっしゃれば嬉しいです。
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